皆さん、こんにちは。埼玉県三郷市を拠点に東京都内で住友不動産等所有のオフィスビルに関わる電気工事を手がける北英電気株式会社です。
毎日の生活をはじめ、IT設備やインフラなどさまざまな場面で必要とされる電気設備を安全に使うには、電気工事士による工事が必要不可欠です。電気工事士の仕事に興味がある方は、ご自身が向いているか疑問に思うこともあるでしょう。
この記事では、電気工事士に向いている人・向いていない人の特徴を詳しく解説します。ご自身に合った仕事を探すために、ぜひ最後までご一読ください。
■電気工事士の仕事内容
電気工事士は、電気配線や機器の設置・管理・メンテナンスなど、電気工事を施工するための国家資格です。電気の取り扱いには危険を伴うため、法令により電気工事の施工には電気工事士の資格が必要と定められています。電気工事士の資格取得により、電気工事に必要な知識と技能が証明できます。
電気工事士の資格は、第一種と第二種に分かれており、第一種の方が大きな規模の電気工事に携わることができます。ただし、第一種は500キロワット未満との規定があります。500キロワット以上の工事は電気主任技術者が管理するため、電気工事士は管轄外なのです。
■電気工事士に向いている人の特徴
電気工事士は、体力が必要なうえ危険を伴う仕事ですが、その分大きなやりがいを感じられます。電気工事士に向いている人には、どのような特徴が見られるのかをご紹介します。
・未経験であってもコツコツと学びたいと考えている人
電気工事の仕事は、専門用語や資材の名前など、覚えることがたくさん出てきます。必要なスキルも現場ごとで異なるため、少しでも早く上達するには教えてもらうだけでなく自ら考えて行動し、コツコツと学ぶ姿勢が重要です。
電気工事士として働き始めてからも、最新の情報をキャッチし知識を増やさなくてはなりません。向上心を持ちながら少しずつ学んでいくことで、現場で頼りになる電気工事士として成長できるでしょう。
・コミュニケーションを正しく取れる人
電気工事の現場で安全に作業を進めるには、情報を正確に聞き正確に伝えることが求められます。頻繁に行う確認作業を、伝える側と聞き取る側に認識のズレが生じないよう、的確に行わなくてはいけません。
高所作業で声かけをしたり、工事前に通電されていないことを確認したりする作業には、正しいコミュニケーションが必要不可欠です。そのほかに、長いケーブルの敷設作業では数人の作業員がタイミングを合わせる連携プレーも求められ、情報共有や声かけが大切なポイントとなります。
・細かい作業を慎重かつ丁寧にこなせる人
電気工事は、感電リスクが常に伴ううえ、非常に細かい作業も多いです。安全な施工には、図面通りに仕上げる正確さが必要です。
電気工事における細かい作業には、配線への絶縁処理・アース線の設置・マークチューブの取り付けなどがあり、どれも安全な工事には欠かせません。慎重かつ丁寧な作業は、信頼を得るための第一歩なのです。
・体力に自信がある人
電気工事士は体を張って仕事をするため、体力や忍耐力が必要です。太いケーブルを引っ張る作業や、重い荷物を運ぶ作業などで体を酷使する状態の中で、新しい仕事を覚える必要もあり、根気強さも培われます。
疲れていても現場で元気に挨拶をしたりコミュニケーションを取ったりするためにも、体力は重要な要素です。
■電気工事士に向いていない人の特徴
電気工事士に向いていないと感じる人は、下記のような特徴を持っています。ひとつずつ具体的に見ていきましょう。
・電気や機械に興味がない
そもそも電気や機械に興味がないと、電気工事士の仕事は難しいでしょう。電気や機械について自ら学ぼうとする姿勢が見られず、積極的に取り組めない場合、電気工事の安全性が確保できない可能性も考えられます。
電気工事士の資格取得に関しても、興味を持てない知識を勉強することは難しいでしょう。
・細かい作業が苦手
図面通りに施工できない・慎重に作業できないなど、細かい作業が苦手な方は、電気工事士には向いていません。電気工事士が行う仕事は、電気設備の工事・管理・点検など電気を使うのに重要であり、常に気を配りながら行う作業ばかりです。
自己判断で図面と異なる施工をしてしまうと、電気事故に繋がるおそれがあり、とても危険です。責任感を持って仕事に取り組む姿勢が求められます。
・集団行動が苦手
電気工事の現場では、複数人で協力して作業をする場面が多いです。そのため、集団行動が苦手な方は、仕事がしづらいと感じるかもしれません。
集団での作業では、お互いに助け合うことでスムーズに作業が進み、けがや事故の発生リスクも抑えられます。しかし、集団行動が苦手という理由で勝手な行動をすると、業務の妨げとなるおそれもあるのです。
■電気工事士に求められるスキルとは
電気工事士として経験を積み、技術を高めていくには、以下の2つのスキルが必須です。どのようなスキルが求められるのかを理解し、着実に成長を目指していきましょう。
・危険を予知する力
電気工事は、高所での作業や見た目では気が付きにくい漏電による感電など常に危険を伴います。危険予知のスキルを身につけ、工事現場で起こりうるリスクを事前に回避することが重要です。
電気工事の現場では、KY(危険予知)活動が日常的に行われています。想定されるリスクを把握し、全体に共有することで、未然に事故を防ぐための活動です。
代表的なKY活動として、作業前に電源がオフになっているかを確認し、感電リスクを防ぐ取り組みがあります。ほかにも、機器や配線の耐久性を確認して施工後の漏電を防ぐ作業や、過負荷保護装置の設置(※工事中に予期せぬ電流が流れてしまった場合でも、機器や電線を保護し、感電からスタッフの安全を守ることができます。)、足場からの転落を防ぐための対策なども、重要なKY活動です。
・問題解決する力
設計図と現場の状況が異なっていたり、予期せぬトラブルが発生したりした場合に、迅速に対応し問題を解決できる力も、電気工事士にとって必須のスキルです。状況に合わせて的確に問題を解決し、電気工事を円滑に進めるのは、電気工事士の大きな役割と言えるでしょう。
■まとめ
今回は電気工事士に向いている人・向いている人の特徴をご紹介しました。
電気工事士は、生活のインフラである電気の安全を守る仕事であり、今後も高い需要が見込まれます。
この記事でご紹介した、電気工事士に向いている人の特徴に当てはまるものがある方は、ぜひチャレンジしてみませんか?
電気工事士にはいくつかの適性があり、この記事ではコミュニケーションが苦手であることや、細かい作業が苦手といった内容を「向いていない」例として紹介しましたが、向いていない適正に当てはまっていたとしても電気工事士ができないわけではありません。
大切なのは、どのようなスキルが求められるかを把握して、自身の得意・不得意に照らし合わせて客観視することです。得意な部分はさらに能力を伸ばして活かしつつ、不得意な部分は徐々に経験で克服したり、努力次第で解決できるものもたくさんあります。
そのため、電気工事士の仕事が気になっている人は、まずは未経験で募集している会社に話を聞いてみるのはいかがでしょうか。
この記事が、「自分は電気工事士に向いているのかどうか」と悩んでいる方にとって少しでもヒントになれば幸いです。
■北英電気では、未経験の電気工事スタッフを募集しています!
北英電気株式会社は、埼玉県三郷市を拠点として、東京都内で住友不動産等所有のオフィスビルに関わる電気工事をメインに行う会社です。創業40年以上の業歴を持ち、高品質の施工をお約束いたします。
建設業は3Kのイメージが強く根付いていますが、弊社の現場は基本的に室内であり、空調が効いたきれいな環境で作業できます。社長は未経験から電気工事の仕事に携わっているため、未経験から電気工事士を目指す方を応援しています。
弊社は働きやすい環境が自慢であり、福利厚生が充実しているほか、残業も月に15時間程度とそれほど多くありません。土日の固定休みではなく、繁忙期以外は月に8日程度好きな時に休みが取れますので、プライベートも充実しやすい職場環境です。
現場は東京都内が多く、会社から1時間程度の距離となっています。転勤はなく、出張があったとしても関東圏内であり、地元に腰を据えて長く働けます。
異業種で働いていて電気工事に興味がある未経験の方・ブランクがあるが電気工事にもう一度携わりたい方など、電気工事士の仕事に取り組みたい方は、ぜひお気軽にご応募ください。
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