皆さんこんにちは。埼玉県三郷市を拠点に、オフィスビルの建築内装に関わる電気工事を手掛けている北英電気株式会社です。
電気施工管理の仕事は、電気工事の設計や管理を行う電気のプロフェッショナルです。電気工事が必要ない建設現場はほとんどなく、あらゆる場面で重宝されます。
電気施工管理の仕事には、電気工事施工管理技士という国家資格があるので、資格を取得することでキャリアアップも期待できます。
建設業の中でもメリットの大きい電気工事施工管理技士の資格ですが、他業種から転職を考えている方は、実際の仕事内容や資格の内容についても知りたいと思いますよね。
今回は、電気施工管理に興味のある方へ向けて、仕事内容から国家資格の概要、求められるスキルとやりがいについてもご紹介していきます。
■電気施工管理の仕事内容とは
電気施工管理の仕事内容は、電気工事における工程・品質・安全・原価の管理です。現場の巡回や指導監督から、業者や発注者との打ち合わせ、書類作成まで業務に含まれるので、実際の仕事内容は多岐に渡ります。
工事が始まる前には設計図と工程表を作成するなど、内勤も多い仕事です。設計図と工程表をしっかり作っておけば、残業で帰れないなど、ひどい状態にはなりません。設計図と工程表は、電気施工管理が最も力を入れる部分です。
電気施工管理が活躍する現場は、オフィスビルや店舗、一般住宅などの建築電気工事や、鉄道を安全に走らせるための鉄道電気工事があります。
これらの工事では、雨天や荒天で作業が進まなかったり、新たな工事が必要になったりと、トラブルが多く発生するものです。そのような時には、工期に間に合うよう全体のスケジュールを調整し、人員の確認を行うのも、電気施工管理の重要な仕事です。
・電気施工管理の1日のスケジュール
建築電気工事を例に、電気施工管理の主な1日のスケジュールをみていきます。
建築現場では、朝8時に朝礼が行われることがほとんどですが、電気施工管理は朝7時過ぎに現場入りして鍵を開け、工事の準備や手配を行います。朝8時に朝礼を終えると、午前中はそのまま現場の安全管理や巡回、作業員の指導監督などを行います。
お昼は日によって調整会に参加し、休憩を取ります。午後は発注者との打ち合わせや現場指導にあたり、夕方に帰社すると施工図面の作成や書類作成、翌日の作業内容の確認などを行います。
電気施工管理の仕事は、工事の状況に応じて柔軟にスケジュールを組み立てる能力が必要です。自由度は高いですが、それだけ責任もあります。
■電気工事施工管理技士の資格について
電気施工管理の仕事には、電気工事施工管理技士という国家資格があります。
必ずしも資格を取得しなければいけないわけではありませんが、資格を取得することで仕事の幅が広がったり、年収が上がったりします。数ある建設関係の資格の中でも、メリットの大きい資格です。
最近、施工管理技士の資格は、「施工管理技士補の設立」や「受験資格の緩和」など改正を行っており、施工管理者が受験しやすいような資格になってきています。
資格の特徴として、電気工事施工管理技士には1級と2級があり、受け持つことのできる仕事の規模に違いがあります。
1級電気工事施工管理技士は、監理技術者として下請けの請負代金総額が4,500万円以上の比較的大きな工事を請け負うことができます。
※監理技術者の配置が必要な下請け代金額の要件は、建設業法施行令の一部改正により、令和5年1月1日から4,000 万円か ら4,500 万円(建築一式工事の場合は、6,000 万円から7,000 万円)に引き上げられました。
参考:国土交通省|建設業法施行令の一部を改正する政令について
一方、2級電気工事施工管理技士が請け負うのは、下請け金額が4,500万円未満の小〜中規模工事です。
収入に違いがでるのは歴然ですが、2級であっても取得する価値は大いにあります。2級の第一次検定は、満17歳以上であれば誰でも受験できるので、まずは2級から挑戦しましょう。
電気工事施工管理技士の資格を取得すると、建築現場において専任が義務付けられている専任技術者・主任技術者・監理技術者になれます。資格取得のハードルは高くとも、施工管理の仕事をする上ではぜひ取得したい資格です。
※専任技術者とは、工事の請負契約を適切な内容で結び、その工事を契約通りに実行するための役割を担う技術者のことです。営業所ごとに必ず1人以上の専任技術者を置かなければなりません。
※主任技術者とは、請負金額を問わずすべての工事現場に配置が義務付けられている、施工の技術上の管理・監督をする者のこと。
※監理技術者とは、発注者から直接工事を請け負っており、4,500万円以上(建築一式工事は7,000万円以上)の下請契約を締結した工事で主任技術者に代わって配置が義務づけられている、施工の技術上の管理・監督をする者のこと。
》電気施工管理技士の1級と2級の違いとは? 仕事内容や受験資格についてわかりやすく解説
》2級電気工事施工管理技士を取得するメリットとは?魅力や転職への影響を解説!
■電気施工管理はどんなスキルが求められる?
電気工事のプロフェッショナルである電気工事施工管理技士には、どのようなスキルが求められるのでしょうか。代表的なスキルを3つご紹介します。
・マネジメント能力
電気工事施工管理技士は、建築工事全体の総括役でもあります。
当日の作業内容や資材の搬入時間など、プロジェクト全体のスケジュールを把握して無事に1日を終えられるようマネジメントする能力が必要です。
この能力が欠けてしまうと、工期遅れや労災事故につながってしまう可能性も否めません。
・トラブルへの対応力
雨天や荒天で仕事ができないなど、建築工事にはトラブルがつきものです。
トラブルへの対応力も、電気工事施工管理技士の重要な能力といえます。
トラブルが起きた時は、予定を立て直し、次の工程へスムーズに移行できるよう手を尽くします。
・コミュニケーション力
建築工事では、仕事内容は違ってもすべてのスタッフがチームとなって建物の完成を目指します。電気工事施工管理技士の仕事もワンマンでは成り立ちません。
現場スタッフとはコミュニケーションを積極的にとって信頼関係を築き、他の部署とも連携していながら進めていきます。
■電気施工管理のやりがいを紹介!
電気工事施工管理技士のやりがいを3つ厳選してご紹介します。
・完成した時に達成感を得られる
電気工事施工管理技士は、自らが実際に電気工事を行うわけではないので、達成感を得にくいと思われがちです。
しかし、工事の始めから電気が灯る最後まですべての工程に携わることができるので、建物が完成した時の達成感はひとしおです。
・人とのつながりができる
建築現場では、電気工事以外にもさまざまな専門業者が作業を行います。長く働いていれば違う現場で顔を合わせることもあり、人とのつながりの大切さを実感できます。
想定しなかったトラブルに、現場にいるたくさんの人と協力して乗り越えた時の喜びは、言葉では言い表せません。
・資格取得で年収アップが期待できる
電気施工管理には国家資格があり、取得すれば年収アップが期待できます。昇給・昇格はもちろん、独立も視野に入るので、キャリアアップへの可能性を大いに広げられるでしょう。
》電気工事施工管理技士の年収はどれくらい?1級・2級別に平均年収を紹介します!
■まとめ
この記事では、電気施工管理について、仕事内容から資格、必要なスキル、仕事へのやりがいまでお伝えしました。
電気施工管理の仕事は幅広く、多くの人とのコミュニケーションを通して仕事へのやりがいを感じられます。
多彩な能力が必要とされるため、異業種からの転職や、未経験でもチャレンジできる仕事です。資格を取得すれば電気工事のプロとして活躍できるので、興味のある方はぜひ電気工事施工管理技士を目指してください。
■北英電気では、未経験の電気工事施工管理も募集しています!
北英電気株式会社は、埼玉県三郷市を拠点に、東京都や埼玉県などでオフィスビルの電気工事をメインに行う会社です。
現在、電気施工管理の仕事を一緒に行ってくれる仲間を募集しています。
北英電気の強みは、未経験でも安心して働ける環境があることです。建設業は「きつい・汚い・危険」という3Kのイメージが根強くありました。しかし、北英電気が手掛けるのは、すでに完成された現場での電気工事が多く、空調の効いた清潔感のある環境で仕事ができます。
社長も元々は他業界から転職し、未経験から電気工事をスタートしたので、未経験の方を応援したいという気持ちは人一倍です。働いた分は給料にしっかり反映されるので、安心してスキルの習得や資格の勉強に専念できます。
北英電気であれば、三郷市に腰を据えて働けることもメリットです。
転勤はなく、出張はあっても関東圏内。現場はほぼ東京都内なので、会社から1時間程度で通えます。休日は、土日休みではなく、月に8回程度好きなときに取れるので、家族の予定に合わせて休む社員もいます。
福利厚生も充実しているので安心です。
異業種で働いている未経験の方や、電気工事にもう一度チャレンジしたい方は、北英電気までお気軽にご連絡ください。
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