皆さんこんにちは。埼玉県三郷市を拠点に、オフィスビルの建築内装に関わる電気工事を手掛けている北英電気株式会社です。
電気工事の現場になくてはならない国家資格が電気工事施工管理技士です。
電気工事施工管理技士は、建設業許可をもつ事業所には専任が義務付けられており、1級と2級に分かれています。
1級は受験資格をとっても難易度は高いといわれますが、受験しやすく、資格があることによるメリットも多くあるのが2級です。
これから電気施工管理技士を目指す方は、まず2級の資格取得を目標にすることをおすすめします。
そこでこの記事では、2級電気工事施工管理技士について、資格を取得するメリットから請け負える仕事の範囲、有利な転職先までお伝えしていきます。
電気工事施工管理技士に興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
■2級電気工事施工管理技士を取得するメリット
まずは2級電気工事施工管理技士の資格を取得するメリットからみていきましょう。
・収入やキャリアアップが期待できる
一般に建設業では、設備管理の仕事より施工管理の方が収入は高い傾向にあります。
2級電気工事施工管理技士の求人をみると、平均年収は543万円で、日本人の平均年収420万円より高い数字です。
スーパーゼネコンでは950万円近くだったり、ゼネコンでは700万円だったりします。
※ゼネコン…ゼネコンとはゼネラルコントラクターの略称で、総合建設業者のこと。
※スーパーゼネコン…総合建設業者の中でも単独の売上高が1兆円を超える企業です。
「清水建設」・「大林組」・「鹿島建設」・「竹中工務店」・「大成建設」(順不同)が該当します。
2級の資格を取得すれば、会社から資格手当がもらえたり、昇進したりするので、収入アップは必然です。会社にとっても2級の資格保有者がいることで受注できる工事の数が増えるので、儲かるからです。その分、資格保有者には給料アップで還元してくれます。
・仕事の幅が広がる
2級電気施工管理技士の資格があれば、一般建設業における専任技術者と主任技術者になれるので、仕事の幅が広がります。
専任技術者と主任技術者は、一般建設業の事業所に専任が義務付けられている資格です。
あらゆる建築工事において電気工事は必要不可欠なため、働く現場は尽きず、資格を取得したあとで職がないということが起こりにくい職業です。
・転職が有利に進む
2級電気工事施工管理技士の資格は会社にとってもメリットとなるため、資格保有者は転職も有利に進みます。建設業では職人同様に、施工管理の仕事も人手不足が深刻化していることも理由の一つです。
さらに2級電気工事施工管理技士の資格を取得していながら豊富な実務経験や人柄がいいなどのメリットがあれば、一層転職が有利になります。
大手の会社にも転職できる可能性が高まるので、転職によってキャリアアップすることも期待できるでしょう。
・1級の受験資格が緩和される
2級電気工事施工管理技士の上位資格は1級ですが、1級は実務経験からみても受験資格のハードルが高く、難易度も高いことで知られています。
しかし、2級電気工事施工管理技士の資格に合格していれば、1級の受験資格を緩和させることが可能です。
例をいうと、1級は高卒の場合、10年以上の実務経験が必要です。それが2級の第二次検定に合格している場合に限って、1級の第一次検定のみ受験資格は不要となります。
2級電気工事施工管理技士の資格は、2021年に受験資格が緩和され、第一次検定のみ満17歳以上であれば誰でも受験できることになりました。
1級を取得して、さらなる収入アップ・キャリアアップを実現するためにも、2級に合格するメリットは大きいといえます。
■2級電気施工管理技士ができる仕事の範囲は?
2級電気工事施工管理技士ができる仕事の範囲は、一般建設業の事業所に選任が義務付けられている専任技術者と、現場ごとに配置される主任技術者です。特定建設業の監理技術者は、1級の資格保有者でなければなれません。
専任技術者の仕事は、契約書の締結や見積もりの作成、発注者への説明など、営業所内での内勤です。一方主任技術者は工事現場での外勤で、安全管理や工程管理などを行う現場監督のような役割を担います。
1級と2級では、仕事内容に大きな違いはありませんが、従事できる仕事の規模に違いがあります。
下請け金額4,500万円以上の大規模工事は、1級の資格が必要です。2級電気施工管理技士は、小~中規模までの建設現場で活躍できます。
さらに地方公共団体から公共工事を受注する際の技術力査定において、2級の資格保有者がいれば1人あたり2点が企業にプラスされます。1級は5点です。これによって公共工事を受注しやすくなります。
》電気施工管理技士1級と2級の違いとは?仕事内容や受験資格についてわかりやすく解説
》電気施工管理ってどんな仕事なの?仕事内容や現場で求められるスキルを紹介!
■電気工事施工管理技士を取得すれば、転職先も豊富!
2級電気施工管理技士は多くの企業から求められる資格のため、転職先も豊富に選べるのが魅力です。
代表的なところでは、建設会社や電気工事会社、ビルメンテナンス会社などがあります。
・電気工事会社・建設会社
電気工事会社はもちろん、建設会社でも電気施工管理技士の資格保有者は歓迎されます。電気工事はあらゆる建物に必要な工事で、会社にとっても資格保有者がいることで得られるメリットは大きいからです。
工事全体の取りまとめを行う大手ゼネコンにも転職しやすくなります。大規模な工事を経験できるゼネコンは魅力的ですが、業務が多忙になりやすいリスクもあるので、会社選びは慎重に行いましょう。
・ビルメンテナンス・設備管理会社
ビルメンテナンスや設備管理会社での電気工事施工管理技士の役割は、建物に設置されている空調や電気の保守・点検を行うことです。
保守管理の仕事は業務量が決まっていて時間外労働も少ないので、体力に不安がある方やプライベートも充実させたい方にはいい職場といえます。
長期的にみても安定したキャリアが築けるでしょう。
・再生可能エネルギーの会社
電気工事施工管理技士の意外な転職先として挙げられるのが、再生可能エネルギーの会社です。
環境への関心が高まる中、電気工事の仕事は再生可能エネルギー分野でも生かされています。風力発電や太陽光発電、バイオマスなど、自然エネルギーを使った発電には、電気施工管理技士のスキルや知識が必要です。
再生可能エネルギーの会社に就職すると、会社の保守管理や設計などの仕事を担うようになります。
再生可能エネルギーは今後も需要が見込まれるため、将来性のある転職先といっていい職場です。
■まとめ
この記事では、2級電気工事施工管理技士について、取得するメリットから請け負える仕事の範囲、豊富な転職先までお伝えしました。
工事現場には必須となる2級電気工事施工管理技士の資格を取得すれば、多くの企業から歓迎され、給与アップも期待できます。
1級は受験資格のハードルが高いため、2級から取得してキャリアアップを目指しましょう。
■北英電気では、電気工事施工管理技士を募集しています!
北英電気株式会社は、埼玉県三郷市を拠点にオフィスビルの電気工事をメインに手掛けています。現在、一緒に電気工事施工管理技士として働いてくれる未経験の方、もしくは経験者の方を募集中です。
建設業と聞くと「きつい・汚い・危険」という3Kのイメージが強い業種ですが、北英電気の現場はキレイな室内で空調の効いた環境なので、夏でも冬でも快適に仕事ができます。
福利厚生が充実していることもポイントです。施工管理の仕事は残業が多くなりがちですが、北英電気は月15時間程度にとどめ、働いた分はしっかりと給与に還元する仕組みです。
休日は土日休みではなく、月に7~8日程度好きな日に取れます。本人の希望を優先して決定するので、ご家族の記念日やお子さんの参観日などは気兼ねなく休めます。
将来的にも働きやすい職場をつくるため、バックアップ体制は万全です。
異業種で働いていて電気施工管理技士に興味のある方や、もう一度電気工事士にチャレンジしたい方はぜひ北英電気へ、お気軽にご連絡ください。
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