第二種電気工事士の合格に必要な勉強時間はどれくらい?試験の難易度や効率的な勉強方法を紹介!

皆さん、こんにちは。埼玉県三郷市を拠点に東京都内で住友不動産等所有のオフィスビルに関わる電気工事を手がける北英電気株式会社です。


電気の仕事に関わるには、電気工事士の資格取得が必要です。電気工事士の資格には第一種と第二種があり、それぞれ扱える電気工事の作業範囲が異なります。多くの方が先に合格を目指すのは、電気の入門資格とも言える第二種電気工事士ですが、合格するにはコツを押さえて勉強する取り組みが大切です。


この記事では、第二種電気工事士の試験合格に必要な勉強時間や、試験の難易度・効率的な勉強方法をご紹介します。




■第二種電気工事士の試験について



最初に、第二種電気工事士の試験概要について解説します。



⦿受験資格

第二種電気工事士の試験に、受験資格は定められていません。年齢・実務経験・学歴・職歴などにかかわらず、誰でも受験可能です。電気の仕事が未経験であるだけでなく、これから電気工事について勉強を始める人でも、勉強をすれば合格できる試験です。



⦿試験内容

第二種電気工事士の試験は、学科試験と技能試験に分かれています。それぞれの試験内容を見ていきましょう。


・学科試験

学科試験では、マークシート(筆記方式)もしくはパソコン(CBT方式)のいずれかで、四肢択一方式により解答します。試験範囲は、電気に関する基礎理論・配線理論および配線設計など7項目です。


なお、前年度の第二種電気工事士試験の学科試験合格者および、高校などで所定の電気工学の課程を勉強した人などは、申請により学科試験が免除されます。


・技能試験

学科試験の合格者と学科試験の免除者は、技術試験を受験可能です。配線図に従い、指定された工具を使って電気に関する基本的な作業ができるかを問われます。


技能試験の候補問題は試験センターのホームページで事前に公表されており、13問の候補問題から当日出題されます。スムーズに解答できるよう、事前に候補問題に取り組んでおきましょう。




■第二種電気工事士の合格率や難易度は?



令和に入ってから実施された第二種電気工事士試験の合格率は、学科試験が50%台後半から60%台で推移しています。技能試験は、60%台から70%台後半の間となっており、国家資格の中でも合格率が非常に高い試験であると言えます。このため、第二種電気工事士試験の難易度はそれほど高くないのです。


第二種電気工事士試験に向けた対策をしっかりと行い、勉強を積み重ねていけば、誰もが合格を目指せると言っても過言ではないでしょう。




■第二種電気工事士の合格にはどのくらい勉強時間が必要?



電気工事の経験がない人が、第二種電気工事士の試験に独学で合格するのに必要な勉強時間は、100時間から200時間程度・期間はおよそ1か月から3か月が目安とされています。電気の基礎的な理論を理解している場合は、これより短い勉強時間でも合格が目指せます。


初めて第二種電気工事士の試験勉強をする場合、しっかり勉強をして自信を持ったうえで当日を迎えたいと考える人も多いでしょう。目安として、平日1時間・土日にそれぞれ2時間の勉強時間を3か月間確保すると、トータルの勉強時間はおよそ120時間です。一方、土日にそれぞれ5時間の勉強時間を3か月確保した場合も、トータルにすると120時間勉強できます。


上記の時間はあくまでも目安ですので、実際に勉強を始めてからどの程度進められるかによって、勉強時間の増減を調整してみましょう。




■合格するための勉強方法やコツは?



第二種電気工事士の試験に合格するには、効率の良い勉強方法を知っておくことが必要です。具体的な勉強方法やコツを見ていきましょう。



・配分の多い暗記問題を先に取り組む

試験問題やテキストでは、「電気に関する基礎理論」が最初に出題されることが多くなっています。計算問題が中心であるものの、理論を理解していないうちは難しく感じる分野です。


効率良く勉強するために、点数配分が多い暗記問題から先に取り組みましょう。特に覚えやすいのは、配線図記号や工具の項目などです。これらは、覚えれば正解できる問題であり、確実に点数を取るための重要なポイントです。


暗記問題に自信がついたら、計算が必要な問題に取り組んでいくと良いでしょう。



・自分が理解しやすいテキストを選び読み込む

第二種電気工事士試験の合格に向けたテキストは数多く市販されていますが、見やすさや分かりやすさの基準は人それぞれ異なります。購入前にひととおり目を通し、自分が理解しやすいと思ったテキストを選びましょう。


テキストはいちど目を通すだけでなく、何度も読み込むことで出題傾向が分かり、合格を目指せます。最初のうちは大まかに目を通して基礎知識を身につけ、その後に出題される問題文や答えの内容を理解しながら知識を定着させましょう。これを繰り返すうちに、知識の習得と活用が確実に行えます。



・過去問をひたすら解く

第二種電気工事士の試験は、似た問題が繰り返し出題される傾向があります。過去問題を何度も解くことで試験内容が把握でき、間違えやすい問題も見つかります。苦手な問題も見つけられ、重点を置いて勉強すべき箇所が分かるでしょう。


実際の問題に何度も触れておくと、本番でも落ち着いて自分の力を発揮でき、合格が目指せます。



・複線図対策を怠らない

複線図の対策は、筆記試験・技能試験の両方で必須です。筆記試験では、計算問題が解けない場合も複線図の問題で点数を稼ぐことができます。技能試験においては、複線図が書けないと合格が厳しいため、複線図を描いて電気回路を正しく理解するところから始めましょう。


複線図の勉強法として、簡単なものから順番に練習し理屈で仕組みを覚える方法と、作品の完成写真からイメージを広げ、仕組みを理解する方法があります。電気工事士としての仕事には、前者の方法を取得しておくと役立ちます。技能試験用のテキストを1冊入手し、しっかりと勉強を進めていきましょう。




■まとめ



第二種電気工事士の試験は、国家試験の中では合格率が高いとはいえ、勉強をせずに合格できることはありません。この記事で解説した内容を参考にしながら、試験合格に向けて勉強していってください。




■北英電気では、「電気工事スタッフ」や「電気工事施工管理技士」を募集しています!


北英電気株式会社は、埼玉県三郷市を拠点に、東京都内で住友不動産等所有のオフィスビルの建築内装に関わる電気工事を主に行っています。現在、未経験・経験を問わず、電気工事士・電気工事施工管理技士を募集しています。


弊社の社長は未経験からスタートしているほか、社長以外に未経験で入社した社員も在籍しております。電気工事現場の補助業務を通して資格取得を目指すことができますので、これから電気工事士を目指したい方も大歓迎です。資格取得に必要な費用は会社が負担いたしますので、集中して勉強できます。


弊社が手がける現場は基本的に室内であり、空調が効いたきれいな環境で作業ができます。現場はほぼ東京都内で、会社から1時間程度の距離です。転勤がなく、出張があっても関東圏内ですので、三郷市に腰を据えて働きたい方にぴったりです。


繁忙期以外は、月に8日程度好きな時に休みが取れ、残業も15時間程度と、働きやすい環境が弊社の自慢です。電気工事が未経験の方や、もう一度電気工事の仕事をしたい方など、お気軽にご連絡ください。



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