皆さん、こんにちは。埼玉県三郷市を拠点に、東京都内で住友不動産等所有のオフィスビルに関わる電気工事を手がける北英電気株式会社です。
電気工事を行うためには、電気工事士の資格を取得する必要があります。電気工事士には第一種と第二種があり、一般住宅や小規模な店舗の電気工事なら第二種でも可能なので、第二種から取得するのが基本です。
しかしながら、資格の取得には実務経験が必要になるケースも多いので、「自分は取得できないのでは?」と考える未経験者の方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、第二種電気工事士を取得するための条件や、未経験者が電気工事を目指す場合のポイントについて解説します。
■第二種電気工事士は実務経験なしでも取得できる!
最初に結論をいうと、第二種電気工事士の資格を取得するにあたって、電気工事の実務経験は必要ありません。なぜなら電気工事士の試験は、受験の条件に実務経験が設定されていないからです。加えて、学歴・職歴・年齢などの制限も一切設けられていないため、試験に合格さえすれば誰でも取得することができます。
そもそも、第二種電気工事士は電気工事をするために最低限必要な資格であり、どれだけ簡単なものであったとしても、無資格者が電気工事を行うことはできません。つまり、「資格を取得する前に実務経験を積む」ことが想定されていないので、実務経験の有無を気にする必要はないのです。
また、電気工事士の資格を取得するためには、試験合格後に各都道府県に申請し、「電気工事士免状」を発行してもらう必要があります。第一種電気工事士の場合は、試験合格に加えて3年以上の実務経験が求められますが、第二種電気工事士は必要な書類をそろえれば実務経験なしで申請できます。
逆にいうと、第一種については「試験に合格したけれど実務経験が足りていないので免状を取得できない」という状況がありえるわけです。ちなみに、第一種電気工事士の免状を申請するためには、かつては通算5年以上の実務経験が必要でした。しかし、令和3年4月1日以降は、法改正により通算3年以上でよくなったため、以前よりも取得しやすくなっています。
その他、試験の難易度や合格のポイントについては、以下の記事で解説しています。こちらもぜひご覧ください。
》 第二種電気工事士の合格に必要な勉強時間はどれくらい?試験の難易度や効率的な勉強方法を紹介!
■実務経験がない場合、何から始めればいい?
第二種電気工事士の取得には実務経験が必要ないとはいえ、まったくの未経験の場合は「どうやって資格を取得すればいいのかわからない」「受験前に現場の雰囲気だけでも知っておきたいのだけど……」という方もいると思われます。そこで、未経験者が電気工事士を目指す際の手順を見ていきましょう。
・まずは未経験OKの会社に入社
未経験から電気工事者になるための第一歩は、「未経験でもOK!」という電気工事会社に入社することです。といっても、あらかじめ電気工事士の資格を取得しておかなければならないというわけではありません。
電気工事をするためには電気工事士の資格が必要ですが、近年ではいろいろな事情により、多くの会社が無資格・未経験の求職者を歓迎しています。詳しくは後述します。
・経験を積みながら資格取得を目指す
電気工事会社に入社したら、現場での経験を積みながら第二種電気工事士の資格取得を目指します。無資格だと電気工事を直接行うことはできませんが、先輩のサポート業務であれば行うことが可能です。先輩に同行し、サポート業務を通じて知識や技術、現場の雰囲気などを学んでいけば、資格取得においても有利になります。
また、電気工事士の試験は学科試験と技能試験に分かれています。学科試験はペーパーテスト、技能試験は実際に工具を使って行う実技試験です。現場での経験は、特に技能試験において大きな強みとなります。完全未経験でも資格を取得することはできますが、合格率を上げることを考えると、まずは電気工事会社に入社するのがおすすめです。
■未経験でも就職できる電気工事会社はある?
上述したように、未経験者が電気工事士として働きたい場合は、まず未経験OKの会社に入社することがポイントです。ただ、「未経験者を受け入れてくれる企業なんて、そんなにないのでは?」と不安になる方もいるでしょう。
しかし、その心配はいりません。現在は、多くの会社が未経験者を積極的に受け入れています。というのも、近年は電気工事士が不足しており、「未経験でも構わないので人材を確保して育成したい」という企業が増えているからです。電気工事士の人材不足の実情については、以下の記事で詳しく解説しています。
》電気工事士はやめとけって本当?きついといわれる理由や働くメリットを紹介!
こういった事情もあり、営業職・事務職・販売職、そして接客業・飲食業・運送業など、別の職種・業種から電気工事士に転職して活躍している人は大勢います。前職における接客や細かい作業などの経験は、電気工事士になってからでも役立つため、無駄になることはありません。
もちろん、求人の方針は企業によって違いがあります。「未経験でも構わないけれど、できれば即戦力となる経験者がいい」「未経験は育成に時間がかかるため、20代・30代の人がいい」などさまざまです。
そのため就職先を探す時は、単に「未経験OK」というだけではなく、「未経験者を積極的に募集している」ことを確認しましょう。このような会社は、まったくの無資格・未経験でも就職しやすく、電気工事士のキャリアの入り口としては最適です。
■電気工事士を目指す際の会社選びのポイント
未経験者が電気工事士を目指す場合は、会社選びも重要です。給与や労働環境が大切なのはもちろんですが、未経験からスムーズに成長するためには、それなりの環境が整っている会社を選ぶ必要があります。特に重要なポイントは以下の2つです。
・資格取得のサポート制度がある
まず確認しておきたいのは、資格取得のサポート制度があるかどうかです。電気工事士の資格を取得するためには、受験手数料やテキスト代、技能試験で使用する工具の購入費用、講習会の受講費用など、いろいろな費用がかかります。極端に高い金額ではないにしても、万単位のお金がかかるのはうれしいものではありません。
しかし、資格取得のサポート制度がある会社なら、仕事に必要な資格の取得費用を会社が負担してくれます。そのため、従業員は経済的な心配をすることなく、安心して資格取得に集中できるのです。会社によっては、合格のための指導をしてくれる場合もあります。
・スキルアップできる環境がある
一流の電気工事士になるためには、会社にスキルアップできる環境があるかどうかも大切なポイントです。たとえば、大規模な物件や多種多様な物件の工事を扱っている会社であれば、いろいろな現場経験を積むことができるため、飛躍的なスキルアップが見込めます。
また、将来のキャリアプランについても確認しておきましょう。電気工事士だけでなく、現場責任者である施工管理になる道も用意されている会社なら、自分に合ったキャリアを選択することができます。
なお、北英電気は上記の条件をすべて満たしています。資格取得支援制度があり、主な現場は住友不動産等所有のオフィスビル、そして電気工事士と施工管理のキャリアを選択可能です。未経験者でも働きやすい環境を整えてお待ちしております。
■まとめ
第二種電気工事士は、電気工事を行う上で必須の資格であり、未経験・実務経験なしでも取得できます。現在は電気工事士が不足しているため、未経験者を積極的に募集する会社も増えており、電気工事士を目指す方にとってはチャンスといえます。
まずは未経験OKの会社、そして資格取得支援制度やスキルアップできる環境がそろっている会社に入社し、少しずつ経験を積むのがおすすめです。第二種の取得後はさらに実務経験を積み、将来的に第一種電気工事士の取得を目指すといいでしょう。
■北英電気では、未経験の「電気工事スタッフ」や「電気工事施工管理技士」を募集しています!
北英電気株式会社は、埼玉県三郷市を拠点に、東京都内で住友不動産等所有のオフィスビルの建築内装に関わる電気工事を主に行っています。現在、経験者・未経験者を問わず、電気工事士や電気工事施工管理として一緒に働いてくれる方を募集中です。
弊社は社長自身が他業界からの転職組で、まったくの未経験からスタートしているため、未経験者でも安心して働ける環境づくりに力を入れています。働いた分だけしっかり給与に還元するのはもちろん、福利厚生も充実。残業は月15時間程度と少なく、土日固定休みでこそありませんが、繁忙期以外なら月に8日程度好きな時に休みを取れます。
また、現場は基本的に室内なので、キレイで空調の効いた環境で作業ができます。ほとんどは東京都内の現場で、遠くても会社から片道1時間程度の場所です。転勤なし、出張もほとんどなく、あっても関東圏内に限られます。働きやすい環境で、三郷市に腰を据えてスキルを磨けるのが弊社の魅力です。
異業種で働いている未経験の方はもちろん、より働きやすい環境を求める電気工事経験者の方や、もう一度電気工事にチャレンジしたい方も歓迎いたします。興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしております。
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