皆さん、こんにちは。北英電気株式会社です。弊社は埼玉県三郷市を拠点に、東京都内で住友不動産等所有のオフィスビルに関わる電気工事を手がけている会社です。
電気工事士は、社会に不可欠なインフラを支え、一度身につければ生涯にわたって価値を持つ専門性の高い、非常に魅力的な仕事です。
しかしその一方で、
「一生モノのスキルが身につく仕事で興味があるけど、現場の人間関係がきつそう…」
「職人気質の先輩との付き合い方が分からず、毎日が憂鬱だ」
「強い口調で指摘されることが脳裏をよぎり、確認したいことをためらってしまう」
このように不安や悩みを抱えている方がいるのも事実です。ただ、こうした人間関係の悩みには、個人の頑張りだけでは解消できない、業界や会社が持つ構造的な問題が根本にあるのかもしれないのです。
この記事では、電気工事の現場でなぜ人間関係の悩みが起きるのか、その原因を深掘りし、あなたが本当にやりがいを感じられる「働きやすい職場」を見抜くための具体的なポイントを解説します。
■電気工事の現場で起こる人間関係の悩み
多くの電気工事士が直面する人間関係の問題について、現場でよく見られる3つのケースをご紹介します。
・昔ながらの「職人気質」という価値観
電気工事はミスが許されない専門性の高い仕事だからこそ、現場では「寡黙に仕事へ打ち込む」といった、昔ながらの職人気質な姿勢が重視されることがあります。しかし、その真剣さやプロ意識の高さが、若手にとっては「話しかけづらい雰囲気」という見えない壁になり、孤立感を深めてしまうケースも少なくありません。
・「見て覚えろ」という現場の空気
電気工事の現場では、昔ながらの「仕事は見て覚えろ」という指導文化が今も根強く残っています。ベテランの職人にとっては当たり前の感覚でも若手にとっては何をどう見て、どこを理解すれば良いかが分からず、戸惑いや不安につながることが少なくありません。
特に多忙な現場では、一つ一つ丁寧に指導する時間を確保しづらいことから、「見て覚えろ」というようなスタンスで、作業が進められることもあります。その場合、若手社員は分からないことがあっても、声をかけられず、不明点を抱えたまま作業をすることになります。このようなコミュニケーション不足は、成長の機会を損ねるだけでなく、安全上のリスクを高める要因にもなります。
・上司で「キャリア」が決まる現実
多くの現場はチーム単位で業務を遂行するため、配属されたチームの上司によって、仕事の進め方や評価が大きく変わることがあります。コミュニケーションが取りやすい上司のもとで働けることは幸運ですが、必ずしもそうでない場合、ご自身のスキルや努力が正当に評価されず、キャリア形成に影響を及ぼす可能性も否定できません。こうした環境下では、スキルを積み上げても正しく評価されない「不遇感」を抱えやすく、離職を考える人も少なくありません。
■悩みの根本にある業界の構造的問題
電気工事の現場における人間関係の悩みの根本には、業界の構造的問題が潜んでいるケースがあります。
・安全意識の高さが、過度な厳しさに
電気工事は、常に感電や火災などの危険を伴うため、現場では安全確保が最優先事項です。この高い安全意識から、わずかな気の緩みやミスも許されないという緊張感が常に存在します。若手の未熟な作業が重大事故に繋がりかねないという危機感が、時に厳しい口調での指導や、高圧的と受け取られかねない言動を生む背景となっています。
・人手不足が生む若手を育てる余裕のなさ
建設業界全体で進行する人材不足は、電気工事業界にとっても深刻な問題です。現場は慢性的に人手が足りず、経験豊富な技術者は自身の業務に追われ、新人教育に十分な時間を割くことが難しい状況にあります。その結果、意思疎通する機会が十分に得られず、教育も不十分なため、コミュニケーションエラーから人間関係の軋轢が生じやすくなっています。
・厳しい納期とプレッシャー
建設工事は、全体の工程と厳格な納期が設定されています。特に電気工事は終盤の工程を担うことが多く、他工程の遅れが工期を圧迫することも少なくありません。厳しい納期を守らなければならないというプレッシャーは、現場の緊張感を高め、心に余裕のない状態を生みやすく、ちょっとしたズレで人間関係の悪化につながります。
・アップデートされない教育体制
多くの会社では、体系的な研修制度が十分に整備されておらず、若手社員の教育は現場の先輩社員に委ねられているのが実情です。そのため、指導する側のスキルや熱意によって教育の質にばらつきが生じ、「先輩によって言うことが違う」といったコミュニケーション不全を引き起こします。これが、若手の成長を妨げるだけでなく、人間関係のストレスに直接つながってしまうのです。
■人間関係が良い職場でこそ、電気工事士の本当の「やりがい」は生まれる！
ここまで電気工事業界における問題について述べてまいりましたが、全ての職場がそうではありません。何より、良好な人間関係が築かれた職場環境でこそ、電気工事士という仕事が持つ本来の魅力とやりがいを最大限に感じることができます。
・仲間と乗り越えるから「達成感」は倍増する
困難な工事を、チームで知恵を出し、協力し合いながら完成させた時の達成感は、何物にも代えがたいものです。相互にサポートし合える仲間がいれば、仕事の厳しさも乗り越えることができます。この連帯感こそ、電気工事という仕事の魅力の一つです。
・チームでインフラを支えるから「社会貢献」を実感できる
自分たちが施工した建物に電気が通り、明かりが灯る瞬間は、社会のインフラを支えているという大きな誇りを実感できる時です。この重要な役割を、信頼できるチームで成し遂げることに、私たちは仕事の意義を見出しています。
■働きやすい会社を見抜く！応募前に確認すべきポイントは？
それでは、どうすれば働きやすい会社を見つけることができるのでしょうか。ご自身の未来を守るために、応募前に確認すべき具体的なポイントをご紹介します。
・求人票のどこを見るべきか
求人票では、まず「教育体制」と「チームワーク」に関する情報に注目します。「未経験者歓迎」という言葉だけでなく、「入社後研修の具体的な期間や内容」「資格取得支援制度の詳細」などが明記されているかを確認しましょう。また、「自社施工」を強みとして挙げている会社は、社員間の連携が取りやすく、チームワークを重視する傾向があります。
・職場のリアルを知るために！WebサイトやSNSで確認
会社の公式WebサイトやSNSは、職場の雰囲気や文化を知るための貴重な情報源です。社長や社員のメッセージ、現場の様子、社内イベントに関する投稿などを確認しましょう。定期的に情報発信を行い、透明性を保とうとする姿勢は、風通しの良い組織である一つの指標となります。
》電気工事士の「働きやすい環境」とは？未経験でも安心な会社選びのポイントを紹介！
》電気工事士の就職先におすすめの会社とは？会社選びのコツと就職を成功させるためのポイントを紹介
■まとめ
本記事では、電気工事の現場における人間関係の問題と、その構造的な原因、そして働きやすい会社を見抜くポイントについて解説しました。
皆様が感じているお悩みは、決して個人的な問題ではなく、職場環境に大きく左右されるものです。だからこそ、ご自身のキャリアを守るためには、会社の教育体制やチームワークへの考え方、情報発信の姿勢などを慎重に見極めることが重要となるでしょう。
■人間関係に悩まない職場「北英電気」で一緒に働きませんか？
北英電気株式会社は、埼玉県三郷市を拠点に、東京都内で住友不動産等所有のオフィスビルの建築内装に関わる電気工事を主に行っています。
北英電気では、「電気工事スタッフ」や「電気工事施工管理技士」を募集しています！
・なぜ、北英電気は「人間関係の良さ」に自信があるのか？
その答えは、私たちの「自社チームでの施工」へのこだわりにあります。
現場によっては、様々な会社の職人が集まって一緒に作業するため、人間関係における余計な配慮や緊張感が生まれがちです。
しかし、私たちは住友不動産等が所有する都内オフィスビルの内装に関わる電気工事を、基本的に外注を使わず、気心の知れた自社のチームで行っています。
いつも共に働く仲間だからこそ、円滑なコミュニケーションが可能となり、風通しの良い環境が生まれるのです。
人間関係のストレスが少ない環境は、社員が目の前の仕事に集中し、着実に技術を習得していくための土台となると、私たちは考えています。
これにより、社員同士が協力し、柔軟に休日を調整しやすい環境にもつながっています。また、定期的な社内イベントや社員旅行などを通じて、世代や役職を超えた交流を深めています。
・未経験からでも、安心してプロを目指せる場所です
「でも、自分は未経験だから…」と、ご心配いただく必要はありません。
実は、弊社代表も、他業種から未経験でこの電気工事業界に挑戦しました。だからこそ、新しい一歩を踏み出す際の不安な気持ちを深く理解しており、その挑戦を全力で応援したいと考えています。
加えて、当社の現場は基本的に空調の効いた屋内作業が中心ですので、いわゆる3Kのイメージとは異なり、快適な環境で業務に集中していただけます。
未経験の方には、先輩社員が基礎から丁寧に指導する社内研修もご用意しており、安心してスキルアップを目指せる体制を整えています。ご希望であれば、まずは職場の雰囲気を知っていただくための「体験入社」も可能です。
この記事をお読みいただき、私たちの考えに少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。心よりお待ちしております。
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